新撰組の姫君 〜もしもの世界・斎藤一編〜
「左之君お疲れ様でした。」

「奏だけだよ…。」

お疲れな感じでうなだれていた左之君に話しかけると、潤んだ目で見られる。

「男の涙目は気持ち悪いで。」

「特に左之さんのは気持ち悪いね。」

山崎さんと平ちゃんが容赦なく切り捨てる。

ちなみに一君と新ちゃんはすでに掃除を始めている。

あまりにも可哀想な左之君。

「お前ら非道い。」

「うるさいよ、おじさん。」

「なんだとぉ?4歳しか違わねぇじゃねぇか!」

「4歳って割と大きな差だよね。」

平ちゃんと左之君はなんだかんだと騒ぎながらもじゃれだした。

見ていると和むな。

「…掃除をしろ。」

「ほんとだぜ。」

真面目に掃除している2人は怒っているみたい。
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