スノードロップ




「…、」





「ありがとう…。紅々」









私は振り返った

つらそうなでもかすかに笑った顔で私を見ていた




「…」





私は少しの間みとれていた


「…紅々」


「何でしょう…」



「抱き締めていいか、仲直りに…」




司様は少し戸惑いながら言ってるみたいだった



「…えと…」




私が返事をためらっていると
彼は私に手を伸ばして抱き寄せた






「…ごめん、…」



< 105 / 181 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop