スノードロップ


『お疲れ様…司』




「ありがとう…花柳助かった。あれは…お前がやったのか?」



『さぁ…やったとしても君に言う義務はない、君は裁けないからね』


確かにそうだ



相変わらず電話口で笑っている。




『一ノ瀬さんは…心配していたかい?』



「メイド長に聞いたら倒れたらしい……」





『……罪悪感でも感じたのかい?優しくされるたび辛くなるだろう。いかに自分が酷い事をしようとしてるか……』









酷い事をしている





『……大丈夫。ちゃんと僕が彼女を助けるよ、司。安心して一ノ瀬さんを使ったらいい…』





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