寂しがりやの兎












温もりを求める。


 

其処にあることは、判っているのに。
 







目と目があったら、微笑んでくれる。


名前を呼べば、振り返ってくれる。


手を伸ばせば、

温もりに触れることができるんだ。









なのに、



どうしようもなく、寂しいんだ。


















< 4 / 23 >

この作品をシェア

pagetop