天神学園高等部の奇怪な面々
その二人が何を話しているのか。

何となく興味を持ち、シーは物陰から様子を見ていた。

「…昨日は悪かったわね、月。別に貴女の考えているような事をするつもりはなかったのよ」

話を切り出したのはアリスカだった。

「俄かに信じ難いけど、貴女は他人の思考を読めるみたいね」

「ええ、まぁ」

月はニッコリと微笑む。

「超能力か何なのか、私自身もよく知らないんだけど…幼い頃からこんな力があってね…学園でも私のこの力を知っている人はごく一部しかいないの」

「成程ね…」

観念したように、アリスカは溜息をついた。

「この際だから、月には私の素性を話しておこうと思うの。どうせ思考を読まれてしまうのなら、いずれはバレる事だしね…そしてついでに」

アリスカは神妙な顔になる。

「私の任務についても、知っておいて欲しいと思ってね…」

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