同居の秘密。【完】
コンコン。
ドアを叩く音が聞こえた。
聞こえたと同時に開くドア。
開けたのは見覚えのない、女1人。
スーツのスカートは短く、大きい胸を強調させるかのような開いたブラウス。
他の男から見たら、興奮するんだろうか。
だが、俺には目障りとしか思えない。
逆の意味で目のやり場に困る。
「…誰?あんた」
「失礼します。あたし、1週間前に転勤してきた小百合と言います~」
厚化粧プラス甲高い声。
俺のイライラは頂点を越えようとしていた。