同居の秘密。【完】
「本当!」
私もやっぱり嬉しすぎて体が勝手にぴょんぴょんと跳ねる。
翔君はまるで自分の事の様に喜んでくれた。
波留さんもだけど、翔君はきっと凄く優しい人なんだ。
きっとじゃない、絶対。
「良かったな」
「うん!…あ、だけど色々と条件があって…」
「条件?」
私の言葉を聞き返す翔君に、私は条件のことを説明をした。
説明を聞くと翔君は真顔になってしまった。
…私と歩くのが嫌だったのかな…。