同居の秘密。【完】


店を出て、駅に向かっている途中、突然聞きなれないメロディが私のパーカーのポケットから聞こえた。


「え…珍しい」

思わず口に出てしまった。


携帯の着信だと気づき、画面を見ると、【お父さん】の文字。


面倒くさかったが、一応家族の着メロは振り分けておいた。

すぐに誰かわかるように。


そんな中でお父さんからの着信なんて滅多にない。…いや、ない。


 
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