同居の秘密。【完】
そして深いため息をつく。
突然の俺の行動にまた千春は困り焦る。
「…翔君?」
心配をしている千春の声。
…なんか嬉しいような悲しいような…。
何とも言えないこの感じ。
「…写真なんてもう良いだろう…、本物がここに居るんだから…」
俺の目の前にしゃがみ込んだ千春の頬に触れ、呟いた。
俺の行動に千春は頬を赤くする。
「……うん」
ニコッと安心する千春の笑顔に、俺は不意打ちに唇にキスをした。
もっと赤面する千春。