同居の秘密。【完】
段々ネガティブ思考が働き、私の足が止まる。
「…よし!」
小さく気合いを入れて、私はビルの中へと入った。
入ったと同時に広がる見たことのない世界。
キラキラとしたフロアにシャンデリア、テレビの世界にあるものが今、私の目の前にある。
眩しくて目が潰れてしまいそうだ。
「凄いなぁ…」
辺りをキョロキョロしながら歩いてると、思いっきり誰かにぶつかってしまった。
あまりの衝撃にはね除ける。