秘密のMelo♪y②*パリ編*
あそこを卒業すれば、後々音楽活動を続けるにあたって色々と有利に働く。
それだけ名高い学校(ところ)だ。
「それで?」
「は?」
「そろそろ連絡はしたのかい?」
連絡…?
突然、脈絡もなく言いだした蓮二。
思わず眉を寄せる。
「真緒ちゃんだよ。いい加減電話くらいしたらどうなのさ」
「……」
こいつはまた……。
「なにがあったのかは僕にも見当はつかないけどさ。修平の言った通り、彼女泣いてたわけだし…」
「それとは…関係ねー」
……たぶん。
あの顔はたぶん……純粋に俺と離れるのが嫌だったんだろう。
自惚れではなく、あいつは本当に、なぜか俺と離れたがらない。
なんかもう……梨音みてぇ。
真裕の家に行けば足元に纏わりついてきて、帰ろうとすれば泣きそうな眼をする梨音みたいな…そんな感じ?
「ペットは飼い主に似るっつーか、飼い主がペットに似るっつーか…」
「……なんの話?」