それから俺は必死に練習をした。練習の後は病院に行くのが日課になっていた。
あいつの顔は日に日に元気になっているように見えた。あいつが病気だってことを忘れるくらいに。あの日以来あいつは俺の前では涙を見せずいつも笑顔でいた。
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