15歳のラビリンス
「…ありがと」
「ああ」
いつも家の近くの公園でおろしてもらってる。
自転車からおりて、ジンからカバンを受け取ると私は顔を上げた。
「明日から気をつけてね」
「虫いっぱいいるんだろ?刺されないように気をつけるよ」
ジンはそう言って笑った。
ズキッ…
彼の笑顔を見て、なぜだか私の胸が痛み出した。
いつもと変わらない笑顔なのに、何でか今日だけは儚いものに見えてしまったんだ。
…なんだろう…?
もう、二度と会えないような…?