続編☆先生が教えてくれた事
「ねえ、友也。早く会いたいね。赤ちゃん」
帰りの車の中で、エコー写真を眺めながら、私は言った。
ただの写真なんだけど、最初の頃から見返すと、人の成長が分かって神秘的なのだ。
「そうだな。最初は数ミリしかなかったのになぁ。もう人間だもんな」
「そうだよね。すごく不思議。あっ、ねえ。帰りにお店に寄りたいな」
最近の楽しみは、赤ちゃん用品を見る事。
2人とも、家族と絶縁状態だから、お産になっても助けてくれる人がいないのだ。
準備も、自分たちだけでやらないとね。
「いいよ。行こうか。それより、美月。体は大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
むしろ、気分転換になるくらい。
「よ~し、行くぞ~」
友也は車を軽快に走らせ、久しぶりに街へと繰り出した。