片想い×片想い 番外編
『圭、今日何食べる?』
電車に揺られながら眠たそうな圭に聞く。
学校帰りに夕食の買い出しに行くのが最近の日課。
『唐揚げ―…』
『昨日唐揚げしたばっかじゃん』
『毎日唐揚げでいいよ―…』
圭はそう呟くと相当眠かったのか、
あたしにもたれ掛かって寝てしまった。
圭につられて、何だかあたしまで眠たくなってきて
うつらうつらしてると、
腕を行きなり掴まれた。
『!!?』
驚いて顔を上げると目の前には潤也。
これは…、ゆ…夢?
潤也が目の前にいる…。
突然の事で呆然としてると、
『香月、次降りる駅だよ。』
潤也はあたしの手を引いて立たせようとする。
すると、寝ていたはずの圭があたしの腰に手を回し、
『香月は渡さないよ』
そう言ってあたしを立てないようにした。
だけど、今日の潤也はかなり強気で、
『返してもらう』
そう言うと圭からあたしを無理矢理剥ぎ取り
次の駅で降りてしまった。
『ちょっと…!!潤也やめて!!圭…助け』
あたしが圭に助けを求めて振り替えると
圭は、笑いながら手を振って見送っている。
『圭っ!?』
そのまま扉が閉まり、電車は行ってしまった。
電車に揺られながら眠たそうな圭に聞く。
学校帰りに夕食の買い出しに行くのが最近の日課。
『唐揚げ―…』
『昨日唐揚げしたばっかじゃん』
『毎日唐揚げでいいよ―…』
圭はそう呟くと相当眠かったのか、
あたしにもたれ掛かって寝てしまった。
圭につられて、何だかあたしまで眠たくなってきて
うつらうつらしてると、
腕を行きなり掴まれた。
『!!?』
驚いて顔を上げると目の前には潤也。
これは…、ゆ…夢?
潤也が目の前にいる…。
突然の事で呆然としてると、
『香月、次降りる駅だよ。』
潤也はあたしの手を引いて立たせようとする。
すると、寝ていたはずの圭があたしの腰に手を回し、
『香月は渡さないよ』
そう言ってあたしを立てないようにした。
だけど、今日の潤也はかなり強気で、
『返してもらう』
そう言うと圭からあたしを無理矢理剥ぎ取り
次の駅で降りてしまった。
『ちょっと…!!潤也やめて!!圭…助け』
あたしが圭に助けを求めて振り替えると
圭は、笑いながら手を振って見送っている。
『圭っ!?』
そのまま扉が閉まり、電車は行ってしまった。