LOVEらいふ
…夢を見た。



王子様が優しくあたしにキスをする夢。










「…矢…………亜矢…」




誰かがあたしを呼んでる。


「亜矢…」



…誰?


ゆっくり目を開く。




「亜矢!!」


白い天井に、白いカーテン。
どうやら、ここは保健室らしい。


「…光輝?
…あ…れ……劇…」


あたしの横には椅子に座った光輝の姿。



「亜矢、劇の途中で倒れたんだぞ。
大丈夫か?
」




「う、うん」




「なんで学校来たんだよ」



「…え?」




「お前、すごい熱なんだぞ」




「熱?」



「あぁ、いきなり倒れるからまじ心配した。」


心配してくれたんだ。
ちょっと嬉しいかも…。


「…劇、どうなったの…?」




「中止だ」




中止……。
あたしのせいじゃん。



「皆あんなに楽しみにしてたのに。
あたしのせいじゃんか」




「…みんな亜矢の事心配しまくりだったから大丈夫だって」









< 144 / 312 >

この作品をシェア

pagetop