LOVEらいふ
『それでは、ミスコンはじめます!』


体育館中に流星先輩の声が響き渡った。


『まず、各クラス代表者の自己紹介です』




1年1組の子から順番に自己紹介が始まった。


もう少しであたしの番。




「1−3代表、神谷光輝です」



キャー!!と女の子達から黄色い歓声。

相変わらずモテモテだなぁ…。

なんて思ってたら、光輝に肘でツンツンっと突かれた。


「おい、亜矢だぞ。
早く自己紹介しろって」



え?あ、そうだった。
あたし、光輝の次だったんだ





「あっ、えっと、1−3代表、神崎亜矢です。がんばります」




あたしはそう言って、ニコッと笑った。



あれ…なんか男の子、みんな顔赤くない?

あ…体育館なんか暑いもんね。

しょうがないね、うん。






ブツブツと独り言をいっているあたしに、光輝は苦笑いして、はぁ…。とため息をついていた。


「この…鈍感が」


ん?いま光輝なんか言った?

…まぁいっか。





いつの間にか自己紹介は終わっていて、あたしたちは舞台袖に戻った。







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