君とれいんぼー
「…仕方ねぇな」

髪をわしゃわしゃと掻いて

傘を2本掴んでアパートを飛び出して走った。

靴も、ズボンの裾もみるみる泥だらけになっていく。

怜が行く所はいつも同じ

少し離れた公園の東屋。


近道をして、走った。


東屋に着いても怜は居なかった
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