永久の贄[BL]
「どうした?」

「昨日とは全然態度が違うと思ってな……」

「ああ、雪(せつ)と月花(げっか)か。
あいつらは心を許した奴や、服従を誓った奴以外にはああいう態度だ。
ちなみに今のは月花の方だ。雪の方もいずれ紹介しよう」


不審がっていた俺に海理は教えてくれた。

そうだとしてもあからさま過ぎやしないかと思う半面。

俺がこいつのモノになった今、俺も服従を誓った奴とみなされているのだろうか? よく分からない。


「で、お前はなんていう名前だ?」

「はい?」

「結局聞きそびれたからな。オレは海理。海に理(ことわり)と書いて。お前は?」

「……彩十(さやと)。彩るに、数字の十で」


“やっぱりそうか”と名前を聞いた途端に納得する海理。

やっぱり俺の名前知っていたじゃないか。
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