hair salon 『K』
「あ…大丈夫です…ただの貧血ですから…」


「貧血…」

確かにお母さんの顔はかなり青白い


急いでお母さんを近くにあった座席に座らせた。


すると、あの人も子供の手を引いてきて、お母さんの隣に座らせる。



「お、お母さん!!大丈夫!?僕が…僕がお母さんの言うこと聞かなかったから!?」

子供は母親が倒れたというショックからか、かなり気が動転していた。

お母さんは頑張って顔に笑顔を浮かべ

「違うわよ…大丈夫だから…」

と言うけれど、子供はおろおろし続ける。


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