Perfume〜時の調香師〜
悲しいプロローグだ。
人魚姫はいい話だが‥悲しい。実際に見てしまうと


アナスイは‥‥


「あの人にちかずきたい。声を交わしたい。私が助けたのよと、いいたい‥‥」


俺は苦しい気持ちがイヤとゆうほど伝わった


「アナスイ、人にはなれないの?誰かに頼み人間になれないの?」


恋しいなら、嫌でも魔女に頼むしかない。気は乗らないが‥‥


アナスイが話し始めた。

「私は人魚‥人魚は300年生きます。けど死んでしまえば泡になり‥生まれ変わることもできません‥‥」


初めて知ってしまった、人魚姫の辛い生き方


「いつまでも死ぬことがなければ‥たった一度でいい‥人になりたい。」


そんな思いに強く惹かれた。千里はオルガンを広げた。アナスイだけの香りを作ろうとおもったからだ。

海の人、水の姫にあう爽やかな‥‥希望を捨てない願いがこもる香水を


「アナスイ、願いが叶うように、これをあげる」

「なに?この綺麗なもの」


「これは君だけの香りだよ。幸せになってほしい‥‥だから、これは地上にでたらひと吹き付けて、漂わせるんだ。」


漂わせて、王子に気がついてもらうんだ

「王子がきずいてくれるかもしれない。」


「センリ‥‥ありがとう!!私この願いは願い続けるわ!叶うように」


センリはその笑顔をみて、せつなくなった。このあとのことを知ってるからこそ‥その香りで希望を捨てないでほしいと思い‥
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