Perfume〜時の調香師〜

「ﾊﾞﾚｲｽﾚﾝ、確か‥フランス人ですわ。」


「はぁ…。」


「ﾊﾞﾚｲｽﾚﾝは時計師なんですが世界にあまり時計をださなかったの。けれど５つだけ時計を友人に渡したそうよ。」


「友人に？」


「ぇえ‥５つだけ。そうこの銀色に輝く羅針盤の時計を。」


輝く羅針盤の時計
祖父はいつも大事そうに持っては出かけていた


「噂ではﾊﾞﾚｲｽﾚﾝは不思議な能力があって、時計に宿したそうよ。」


「能力？宿した？」


「ぇえ。その人にあったものを。その人にわたしたの。人を幸せにできる力を込めてね」


人を幸せにできる力‥


「まぁウワサですわ！」
「ウワサ‥」

祖父がいったことを思い出した。人を幸せにできる人になりなさい。と‥

「大事なさい。ﾊﾞﾚｲｽﾚﾝの時計を。ではまた」


ﾊﾞﾚｲｽﾚﾝの時計‥
祖父はなぜ時計をくれたのだろう。


「不思議な能力‥幸せ‥」

考えると余計に気になる。今は次の仕事がある、

「日本にかえったら、調べてみるか。」


そう言い次の場所にいった。魅力的な国‥
ドイツへ。




そぅこの旅から不思議な体験をする、僕の本当の旅が。