Perfume〜時の調香師〜
耳を澄ませばとてもいい音色。いい響き。

ゴーン、ゴーン


‥ガタガタ

ゴーン、ゴーン

‥ガタガタ、ガタガタ


「は?揺れてる‥」

ガタガタ、ガタガタ、ガタガタ

鐘の音似合わせて、バレイスレンの時計が震えている、

「壊れた‥?」


とかおもって時計をマヂマヂみていたら羅針盤が太陽にあたり眩しく反射した。

「ぅっ‥眩しい‥」


強く光ったせいで目がなかなか開かなかった、と同時に時計の鐘の音がやみ、バレイスレンの時計の震えもなくなった、その瞬間目が開いた。


「眩しかっ‥‥た?」



バレイスレンの時計をみながら、地面に目をやった瞬間、きずいた。


「コンクリートじゃない‥」

目を前に向けあたりを見渡した

「時計台は?街並みは?なんで?俺うごいてなかったよね?」


見たのは‥古ぼけて、いまにもこわれそうな家にまんべんなく行き渡ってる緑があり‥‥人もちがっていた。
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