小さな恋物語
札幌よりも川崎の方が卒業式は早くて、



彩が泣きながら電話してきたのは、オレが卒業式の練習をしていた日だった。




泣きながら話してきたから、


何を言っていたか、よくわかんなかったけど、



とりあえず、



感動したことはわかった。



しかも、



感動したことを、



オレに伝えてくれたことが何よりも嬉しかった。










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