小さな恋物語

―story of Aya―

ヤバイ!ヤバイ!
絶対来週のテストヤバイって!

よし!勉強しよう!

この日から私は、突然現れた、

面識のないメルトモの裕太くんのことはしばらく忘れていた。

夏休みにもう少し勉強しとけばよかったーと、若干、後悔しながらも、勉強に努めた。

それから1週間、これ以上ないぐらいの集中力で、

勉強した。

メールもしなかった。

遊びにも行かなかった。

ただ1つ心に空いた大きな、いや、だんだん大きくなっていく穴を誤魔化すために、

勉強した。

その穴の原因が何かハッキリとわからないけど、


勉強した。








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