ホスト教師

姫華目線

頭に来た。菜々子があまりにも可哀想で、私は菜々子の親に会いに行った。




呆れてものが言えない。





自分の娘の悪口ばかり言う菜々子の母親。





父親はただ黙っていた。





姉の知佳子だけは、菜々子を心配している。





母親が菜々子は落ちこぼれのいらない子と言った時、私はもう我慢出来なかった。





菜々子の母親の胸ぐらをつかんで言ってやった。





「そんなにいらない子なら、菜々子はうちの嫁に貰います。」





菜々子の家族が驚いてるのが面白い。





「これは本気ですから、高校を卒業したら綺羅の嫁になって貰います。文句は言わせませんよ、菜々子の荷物預ずからせて頂きます。」





姉の知佳子だけが、家の中をオロオロと歩き回っていた。









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