ホスト教師
★★

熱血教師

俺は嬉しかった。菜々子が真面目に国語の授業を聞いている。





それともう一つ菜々子はダサい眼鏡を外した。





髪の毛は相変わらず、長い髪を一つに縛っているが、眼鏡がないから、優しい印象に見える。





菜々子がすこし前を向いてくれた事が嬉しかった。





俺は菜々子にもう少し近づきたくて、菜々子を国語の教科当番にした。





国語の授業の前に必ず菜々子が、俺の所にやって来る。





「綺羅先生今日は何かありますか?」





「菜々子、このプリント授業で使うから持っててな。」





「綺羅先生菜々子って呼ぶの止めて下さい。」





「何で?」





「何でって、自分の名前が嫌いだから。」





菜々子って可愛い名前じゃないか?






何で気にいらないんだろ。











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