ホスト教師
琉斗、それ以上菜々子に近づいたら殴るぞ。





店の営業時間だ。





俺は菜々子を腕を掴み立ち上げる。





「菜々子もう遅いから家まで送る。」





掴んだ手を振り払う。





「お姉ちゃんと一緒に帰るから、綺羅先生は帰って下さい。」





何を言ってるんだよ、菜々子は未成年なんだぞ。





ホストクラブは不味いだろうが。





「駄目だ帰るぞ。」





「何でそんな意地悪言うんですか、私今とても楽しい。純平の事忘れたいんです。」





分かってるよそんな事。





純平の事忘れたい為に、琉斗と付き合うなんて間違ってるだろ。





何でそんな事が分からないんだよ。





本当にイライラする。










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