ホスト教師
たけど好きなんだよ、この気持ちを押さえる事が出来ない。





急に笑い出す菜々子。





おい、今度は笑って誤魔化す気なのか?





「あのね、私は純平以外好きになった事ないから、綺羅先生の事嫌いじゃないけど、好きなのか分からないの。」





又俺は振られるんだな。





「だからね、待ってほしいの。」





待つって何をだ。





「私が綺羅先生の気持ちに答える事が出来るまで、待ってほしい。」





そんな顔でお願いされたら、待つしかないだろうが。




「あぁ待ってやるよ。5年でも10年でも待ってやる。」





「そんなに待ったら、私がオバサンになっちゃうよ。私が卒業するまで待ってほしい。必ずそれまでに綺羅先生を好きになるから。」





俺を好きになる事前提なんだ。





ヤバい顔がにやける。












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