宿題するから利用して
応援するふりをしたり友達のふりをしたり相談にのるふりをしたり、
自己顕示欲を捨てられない俺だから、
切ない切ない切ないと田上結衣を欲しがる、いいや、近藤洋平の居場所を奪いたくなる。
これから物語るエンディングは正しくはないけれど、決して間違っている訳でもないということを認めたくないが俺はもう自覚せざるえない。
――――恋人が居る人に片思いをして切ない辛いと涙を訴える者は、一番自分が大好き。
切ない状況というステージで自分自身の役を熱演したいだけ、もちろん主役で。
切ないのに頑張ってる自分が好き、それが役作りの答えだ。
――俺が編み出したこの自論を百パーセント否定できる生徒は、きっとマドカ高校には居ない。