宿題するから利用して
ただ、小さな夢を語るなら、近藤洋平になってあの本当の愛を体感してみたい。
だって絶対幸せなのだから。絶対に。
毎日メールをしたり二人乗りで登下校、授業道具の貸し借りをしたり移動教室でアイコンタクト、
学年をこえて噂をされたり休日デート、先生に茶化されたりペアリング、
あの子と両思いになれたらしたいことはたくさんだ。
しかし、俺は俺だから近藤洋平にはなれないため、
もし俺が大塚として本当に田上結衣と付き合ったとしても、
お姫様を接待する方法なんて知らない故に、元気いっぱい笑わせてあげることなど出来るはずがなく、
結果、たとえ自分が恋人になれようが、近藤洋平以上の幸せは得られないお粗末なエンディングなのだ。