~初恋~私と彼の10日間。
「麗子?何か考え事?」




硫飛が心配そうに私を見ていた。




『大丈夫よ!!硫飛、今何読んでるの?』




私は硫飛の持っている本に目を向けた。




だって私今凄くドキドキしてるから。




硫飛のことを好きって気付いたら緊張しちゃって。




だって初めての恋なんだもん。




まさか、私が年下も好きになるなんて。




しかも…貴族に。




この気持ちは隠しておこう………。




硫飛を困らせるだけ。





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