五里霧中
こんな人の多い所にいたら、ただでさえ気張ってるカインがおかしくならないだろうか。
彼の目には全ての人間が危険対象として映っているのだ。
変な連中にカイルが絡まれでもしたら一環の終わり。
まぁ、怪力のカインが喧嘩で負けるとは思えないけどね。
そういうことじゃない。
離脱しかけた回路を元に修正する。
だから、取りあえず探そう。うん。
そんなわけであんず飴とリンを引き連れた僕は、手のかかる我が子の捜索を開始した。