五里霧中



近くにあった座布団に腰を下ろすと、リンは冷蔵庫から麦茶を持ってきてくれた。


自分用の冷蔵庫が部屋にあるのはリンだけ。


双子の部屋にも置こうか迷ったけど、余計下りてこなくなりそうだからやめた。


僕はどうにもしつこい性格だからさ。


どうしても双子と打ち解けたい気がしないでもないのだ!胡散くさ。



「今日、僕が食事当番なんだけど。デザートは何がいい?」


「うーんとね、にぃにが好きなもの!」


「そっか。じゃあ僕はリンが好きなものが食べたいなー。教えてくれる?」


「リンが好きなもの?えっとねぇ、うーん……」



多すぎるのか少なすぎるのか、リンは考え込んでしまった。



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