五里霧中




僕の異形な脳みそでも差別しちゃいけないってわかるんだけど。


人間の劣悪な部分ばかりが融合している僕の心が、そんな理性をことごとくぶち壊してくれるのだ。


脳はわかっている善と悪。


それを心が否定する。


ほら、お年頃の僕らにはよくあるじゃん?頭ではわかるけど心が理解しようとしない、ってやつ。


まぁ、それ以前に僕には頭で理解できないこともたくさんあるけどね。



静かに稼動するエアコンの音が耳に突き刺さる。


気分が悪い。


もしかしたら夏バテかもしれない。


僕は白濁した感情を呑み込むように、麦茶を一気に飲み下した。



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