五里霧中



熱のせいか、下らない瞑想は迷走を続ける。


奔走し続ける思考はどこまでも飛躍して、取り返しのつかないことになる。



ここらでやめておこう。


後悔はいつの時代も、後には立たないから。


いや、絶たないのかもしれない。


どうでもいいけど。



僕はやっと覚醒しだした脳をフル回転させて階下へ階段を下る。


今日は出かけなきゃいけないんだった。


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