My Little Girl(加筆修正中)
練習が始まり
今日も、しごかれまくってる。
そして私達は私達で忙しい。
今日は私が練習について、香苗先輩と真理ちゃんが合宿所。
練習がハードだから、怪我人迄出る始末。
救急箱を持って走りまわる。
はぁ~
クタクタだわ。
何もしなくてもダイエットできるわね。
――
―
「大丈夫か?」
奏ちゃんが練習終わりに声を掛けてくれたけど
ぷいとしてから、
「あっかんべー」
「……」
驚いてる。
が、横から
「ハハハ…」
笑い声…
山崎先輩!
いたの~
見られちゃった。
恥ずかしすぎる~
「亜澄ちゃん可愛いすぎ!そんな顔、奏以外に見せちゃ駄目だよ」
ウインクまでされちゃった
「山崎先輩、 見てたんですか?忘れて下さい今の顔。忘れないと今晩うなされます、悪夢見ます」
「アズ、お前 何言ってんの?」
「へっ?」
私、何言ってんだろ。
「ハハハ…ほんと、亜澄ちゃん可愛いね。亜澄ちゃんの夢なら悪夢でも見たいよ」
山崎先輩の言葉に、ぽぉっとなる。
パコーン!
「この色ぼけが」
奏ちゃんが山崎先輩の頭を叩いた。
「いてーな。このヤキモチ妬きが」
「誰が」
「はい、そこまで。お前ら、いい加減にしろ」
キャプテンに怒られた。
「さっさと後片付けして戻れらないと…香苗に怒鳴られるぞ」
キャプテンも香苗先輩が恐いんだ。
奏ちゃん達を見ると首をすくませてた。
奏ちゃんにも恐い人がいるなんて…
「フフフ…」
笑いが込み上げてきた。
「亜澄ちゃんも、こんな2人相手にしてないで先に戻んな」
ニコッと笑顔で…
綺麗な顔!
見惚れてしまう。
「アズ」
奏ちゃんの声に
「は、はい。では」
走って合宿所に戻った。
合宿も後2日…
【田沢亜澄side 終】