My Little Girl(加筆修正中)
体育館に着いて
ちょうど始まるとこだ。
体育館は満杯。
仕方ないので後ろで立って見る。
Buー
開演のベルが鳴る。
「!?」
いきなり大原の魔女!
違和感…ない。
観客も大原とは気づいてない。
謙介すらも。
しかし
「鏡よ鏡…」
と、台詞を言った途端
「お、大原?」
謙介がビックリしたような大きい声を出したから会場がザワザワしだした。
「キャ~大原君、可愛い」
女の黄色い声が上がる。
大原、そりゃ見られたくなかったな。
特に謙介には。
――
―
場面代わって白雪姫が森に行くシーン
アズ…
こっちまでドキドキする。
「亜澄ちゃん、可愛いな」
「……」
「何とか言えよ。可愛いから見惚れてんのか?」
「馬鹿謙介、静かに見てろ」
「フッ」
謙介が鼻で笑ってる。
――
―
緊張するって喚いてた割りには案外落ち着いてるじゃないか。
俺の方が緊張してる。