My Little Girl(加筆修正中)



ちょうど

キンコーン カンコーン

昼休みの終りを告げる鐘が鳴った。

「亜澄ちゃん」

「えっ?」

「保健室行こ」

「えっ?」

「亜澄ちゃん酷い顔してるよ。そんな顔で教室には。次、南先生の授業だからちゃんと言っとくから保健室行こ。ねっ」

真理ちゃん…

「泣いちゃ駄目だよ」

「う、うん。ありがとう」

真理ちゃんに連れられて保健室に。

5時間目が終わった時、真理ちゃんが鞄を持って来て

「南先生が早退しろって」

「えっ?」

「そうね、早退した方がいいわね。1人で帰れる?」

保健室の先生に言われて

「はい。すみません」

早退することに。

校門まで真理ちゃんに送ってもらいながら

「真理ちゃん、ごめんね」

「いいって。噂にはなるだろうけど3年の所だったし小野寺先輩達がいてくれてたから丈夫だよ」

そ、そうだ。

みんなに見られてたんだ。

明日、学校 行けるかな。

「じゃあ、気をつけて帰ってよ」

「うん。ありがとう」

「亜澄ちゃん」

「うん?」

「大丈夫だからね」

真理ちゃんが笑ってくれる。

「うん。じゃあ」

家に帰った。



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