My Little Girl(加筆修正中)
「お前…風邪移ってないか?」
「大丈夫だよ。ほら、馬鹿は風邪引かないって言うでしょう?」
「……」
「えっ?」
「お前、自分で馬鹿と認めるわけ?」
あっ、
墓穴…掘ったみたい。
奏ちゃんを見ると
ニヤリと意地悪く笑ってる。
「あ~え~と…体が丈夫だから」
「ハハハ…」
デコピンされた。
「い、痛~」
「大袈裟な」
「フフフ… 奏ちゃん具合はどう?学校行ける?」
「あぁ大丈夫だ。俺も体は丈夫だからな誰かさんと一緒で」
「もう!」
「ハハハ…」
笑ってるし。
「そろそろ起きるね。奏ちゃんはもうちょっと寝てて」
奏ちゃんのオデコにキスを落とし部屋から出て行った。
着替えるのは自分の部屋で…ね。
――
―
7時半
奏ちゃんと一緒に学校へ…
「亜澄ちゃん、と、おまけの奏」
へっ?
「あ、先輩 おはようございます」
「奏よかったな、お姫様に看病してもらってさ。亜澄ちゃん俺が病気になったら看病してよ」
えっ?
「ばーか! さすわけねぇだろ。変な病原菌貰う」
「えっ!先輩…病原体ですか?」
知らなかった。
「……」
「……」
へっ ど、どーかした?
「ブッアハハハ…」
二人に大爆笑された。
な、何でなの~?
わからないまま学校へ行き
またいつもと変わらぬ生活が始まった。