My Little Girl(加筆修正中)



「もう奏ちゃん、恥ずかしいじゃない」

照れ隠しに怒ってるし。

「ん、だって事実だ」

ますます赤くなる。

頭から湯気でそうだな。

「じゃあ行くか?」

「えっ?あっ、そうだね」

辺りを見回し

「何処行くの?」

「もうすぐ6時だな…飯行くか?」

「うん…何食べる?」

「お前の誕生日だからお前に決める権利やるよ」

さすがに晩までラーメンとは言わないだろう。

「何でもいいの?」

「あっ、あぁ」

まさかフレンチのフルコースとも言わないだろうし。

「スパゲティーもいいけど、お昼がラーメンだったしなぁ~えーと、うん、決めた」

「決まったか?」

「うん。この近くに美味しいカレー屋さんがあるって、南先生に教えてもらったからそこにしよう、ね」

南先生?

「うん。年末に…あっ」

あの時か。

アズが俯いた。

「よし、そこに行こ」

「いいの?」

「当たり前だろ。南先生にまでヤキモチ妬いてねぇよ」

「ハハハ… うん」

映画館を出て、アズの案内でカレー屋を目差す。

ただ…無事到着できるかは疑問だが。



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