My Little Girl(加筆修正中)



トロッコ列車の始発駅に行き、出発を待つ。


――





「あっ、来たよ」



わぁ~可愛い列車だ。


「奏ちゃん、屋根のない車両に座ろうね」


「……」


「ね!」


「あぁ」


始発だったからまだ空いてたから希望通り座れた。


「わぁ~気持ちいいね、風を感じられて」


「そうだな」


景色が凄く綺麗だ。


一番いい所では徐行運転してくれてる。


さすがに観光列車だ。


「あ、あれが保津川だね」


「あぁ」


「あそこを舟で下るんだね…いいなぁ、私も乗りたいなぁ…」


「また連れて来てやっから我慢しな。待ってる楽しみもあっていいだろ?」


「そうね、フフフ 何かクリスマスプレゼントを待つ子供みたいで楽しいかも」


「子供みたいって子供だろう」


へっ?


「奏ちゃん」


「やべえ 聞こえてたか」


もぅ!奏ちゃんたら。


「ハハハ…怒んな」


「…知らない」


「せっかくのいい景色だ、膨れっ面は似合わないぞ、な」


ほんと奏ちゃんは 狡い。


「アズ」


「えっ」


―パシャ


奏ちゃんの方を向いたら、― 撮られちゃた!


「ハハハ…いい顔だ」


「もぅ、今のいい顔じゃないよ。急に撮らないでよね」


「何云ってんだか。お前いつも勝手に激写とか云って俺を撮ってるじゃないか」

……ゥ


「わ、私はいいのよ。奏ちゃんは何時もカッコイイから 変な顔ないもん」


そうよ、奏ちゃんは怒ってても、何しててもカッコイイんだもん。



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