期間限定恋愛
「何してんのよ。」
自分の頭を思いっきり叩いた。
持ってきてしまっていた、
聡の保冷剤。
すっかり溶けて、
全然冷たくない。
「…もう……」
聡の思わせぶりなんて、
今に始まったことじゃないじゃない。
何を今頃…
「あ~ぁ!」
使われてない空き教室に入って思いっきり伸びをした。
それと同時に涙が出てきて…
「…ぅう……」
知らないうちに、こんなに好きになってたんだ。
近くに居すぎて、気づかなかったんだ。
「好き…、聡…好きなの」
私の想いばっかりが暴走して、苦しい。
どんどん好きになっちゃうの…
「優しくすんなよ……
…ばか、聡……」