期間限定恋愛
「誰がバカだよ?」
「っへ?」
目をこすっていた手を止めて振り返ると
腰に手を当てて険しい顔をした聡の姿。
「っえ?誰がバカだって?」
少し息を切らして、
髪をかきあげて…
「茉莉、誰がバカだよ?」
ゆっくり私に近づいてくる。
なんで?
なんでここに居るの?
なんで?
なんで私に構ってくれるの?
なんで?
なんでそんな
寂しそうな顔してるの?
一杯一杯
思うことはあったのに、
やっと私から出た言葉は、
「聡…授業は…?」
ってどうでもいい話。
「茉莉は?」
適当に置いてある机に座って聡は私に尋ねる。
「私は…サボり?」
「ふ~ん。」