気分転換に書く短編
「もう2月かー」
「ですねー…」
「先輩らの卒業も近いなぁー…」
「…ですね、」
チャリに乗る俺の後ろには幸崎。
所謂2ケツってやつ。
甲斐堂先輩がよく乗っけて帰ってんのをみて、
筋力トレーニングや、乗れ。先輩には負けられんからな。
といってなかば強引に乗っけた。
「って、んな露骨に落ち込むなや…。」
こっちが凹みそうやわ。
なんだか、いつからか髪をのばしていたみたいで、気づけばあごより少し下くらいまでのびていて。
綺麗に切り揃えられたボブカットが風に揺れていた。
たまに、可愛らしい髪飾りをつけていることもあった。
前まではなかったこと。
あぁ、おるんやな。
予想はついとんねんけど。
ただただ外れてくれと願うばかりだった
これが先週のこと