気分転換に書く短編


「もう2月かー」


「ですねー…」


「先輩らの卒業も近いなぁー…」


「…ですね、」


チャリに乗る俺の後ろには幸崎。

所謂2ケツってやつ。


甲斐堂先輩がよく乗っけて帰ってんのをみて、


筋力トレーニングや、乗れ。先輩には負けられんからな。



といってなかば強引に乗っけた。


「って、んな露骨に落ち込むなや…。」



こっちが凹みそうやわ。




なんだか、いつからか髪をのばしていたみたいで、気づけばあごより少し下くらいまでのびていて。


綺麗に切り揃えられたボブカットが風に揺れていた。





たまに、可愛らしい髪飾りをつけていることもあった。




前まではなかったこと。




あぁ、おるんやな。




予想はついとんねんけど。



ただただ外れてくれと願うばかりだった



これが先週のこと




< 9 / 20 >

この作品をシェア

pagetop