月に秘めた恋
そうだ・・・あの時


「・・・じゃあ私 先に


教室戻ってるから


湊 あとはお願いね?」


そう言って光里は保健室を出た


なんか 気を遣わせちゃったかな?


ぎゅ


湊は私の手を握っていた


「湊?」


「・・・ごめんな? 俺


お前の事守るって言っといて


嫌がらせに遭っているの


気付かなくて」


「・・・謝らないで」


湊が悪いんじゃない・・・


私が心配かけたくなかったから


だから・・・私がいけないの


「未憂 俺は・・・お前を守る


だから1人で抱え込むな


何かあったら言って?


俺に出来る事があれば・・・


なんでもするから」


ドキン


その言葉が 胸に響いた


涙が溢れてきて 頬を伝う


今 泣く所じゃないのに・・・


すると 湊の手が私の頬に触れて


指で涙を拭った
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