“いぢわる王子”のお気に入り♪【完】
くるりっと回れ右をしたあたし。


でも、体が急にカクンと前につんのめった。


…なに?


思う間もなく落ちてきたのは――…


「彼女はいないけど、“お気に入りの子”だったら…」


いぢわる王子の冷めた声。


「え!?
何ソレ…?」


はしゃぐことを止めた2人に、いぢわる王子は素っ気無く言った。


「ここにいますけど?
さっきから」
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