“いぢわる王子”のお気に入り♪【完】
「あ…あの涙…。
まさか…
まさか…
笑いを堪えてたとか言わないよね?」


「当ったり――っ。
つーか、そんなの、早く気付けよな」


そう言うと、いぢわる王子はすっかり笑いのおさまった顔で、


「紗衣。
図書委員、サボってていいのか?
早く、行ってこいよ」


そんな冷静な声をあたしの上に落とした。
< 203 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop