“いぢわる王子”のお気に入り♪【完】
「さっき程度で満足できるはずないだろ?」


「…?」


「もっと好きって言わせたいし、もっとオレに夢中な紗衣が見たい」


「…?」


「もっと言えば――…
無視したのだって、冷たくしたのだって。
オレのこと、好きって自覚させたかったからだし。
オレのこと、好きって言わせたかったからだし」


そう言って、玲音は立ち止り、寮の入り口の前であたしにキスをした。


「男ってそんなもんだろ?」
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