月夜に舞う桜華



「っ……!!」


ポイッと荷物のように放り投げられる。
衝撃を覚悟したけれど、思いの外痛みはなかった。


(………あれ、)


ボフンボフンと体が弾む。
手で確認してみれば、柔らかい素材に触れる。
――――ベッドだった。


ぐるりと部屋を見渡せば、落ち着いた雰囲気の部屋だ。仮眠室だろうと思われる。


部屋を観察していると、ガチャリと音が耳に届く。
その音の方を見ればドアの所に朔夜が立っていた。


「………何」

「………」


キッと睨むと、朔夜はゆっくりとあたしの方に近付いてくる。


「…………お前が作ったチームじゃなかったのか」

「………」



ギシリと音を立てて朔夜が隣に座る。


至近距離にいる朔夜にあたしは警戒心むき出しだ。


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